
こんにちは!
元児発管のかんちゃんです。
このブログでは、療育や発達に関するトピックスを取り上げています。
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保育園の先生から
「療育を相談してみてもいいかもしれません」
と言われて、悩んでいるんです。
保育園の先生から
「療育を相談してみてもいいかもしれません」
こんな言葉を投げかけられたら、
戸惑い・不安な気持ちになりますよね。
・そんなに遅れているの?
・家では気にならないのに
・どう受け止めればいい?
療育の相談に来られる保護者の多くが
同じような気持ちを話されています。
この記事では
療育の現場から見えてくる
「保育園で療育を勧められる背景」についてお話します。
・保育園や幼稚園から療育を勧められた時
・療育を勧められたけど、なぜ?と疑問に思う時
① 家と保育園で子どもの姿が違うことはよくあること
保育園から話されることを聞いても
「家では全然しない行動を言われても・・・。」
「保育園だけ、その行動が起こる」
とあまりピンと来なかったり、困ってしまうことがあるかもしれません。
実はそれ、よくある出来事です。
子どもの行動は、
- 周りの環境
- 関わる人
- 集団の質
などによって大きく変化します。

例えば、
自宅で《身支度》ができているのに、
保育園でできなくなる場合、
自宅では
・本人のタイミングに合わせて、親御さんがわかりやすい個別に声掛けをしている
・静かな場所が保証され、集中して支度ができる
このような理由でできるのかもしれません。
一方、保育園では
・一斉の指示になるため、聞き漏らしてしまう
・本人のタイミングとズレている
・周りがざわざわしているので、気がそれてしまう
こんな理由があるのかもしれません。
お子さん自体にスキル・力
(この事例の場合は、身支度スキル)
があっても、
それらを発揮するためには、周囲の環境を整っていることが必要な場合があるのです。
お家での姿
保育園での姿
それはどちらも本当の姿で、
大切なことは、
“環境によって左右される”という点が
あることを把握することだと感じます。
②保育園の方針によって「気になる点」は変わる
では、保育園側はどうやって療育が必要かを判断しているのか?
保育園側は
お子さんの様々な面での成長を見て、
総合的に判断されている
と思います。
特に、“お子さんの個人の発達や力”だけでなく、“集団でのお子さんの姿”をポイントとして見ています。
いずれにしろ、お子さんのより良い成長のために必要な環境や関わりを考え、助言されていることが多いでしょう。
一方で、お子さんが置かれている環境が大きく影響している場合があります。
たとえば、保育園の保育スタイルによって、お子さんの見え方が異なる場合があります。
一斉活動の時間が多い園なのか、
自由活動中心の園なのかという点。

例えば、一斉保育の多い では
・着席が難しい、待ち時間が待てない
・集団行動から離れてしまう
そのような行動が多い場合、集団行動の難しさから療育へおすすめされることがあるかもしれません。
一方で自由活動が中心の園では、
着席をする場面が一斉活動が多い園と比較すると少ないため、あまりその点に関して問題とされないこともあります。

次に園の規模、立地条件や人員配置の点。
人員配置にゆとりがない場合、
1対1での時間を持ちにくく、お子さんへの個別対応が難しいことがあります。
園庭を保持していない園では園外活動が多いため、より人員配置が必要となり、サポートが必要なお子さんへの対応が難しいこともあります。
同じお子さんでも、園の環境(人員的な問題・保育スタイルなど)によって、療育をすすめられる場合と、そうでない場合も変わってくることがあります。
③ 集団生活では見えにくい発達のポイント
保育園での生活は、
前提として多くの子供たちが一緒に生活する集団生活です。
もちろんその中で、
個人の発達や力を見ながら、園の中でできる配慮をしながらお子さんにとってより良い保育を提供されていると思います。
ただ、集団の中で個人の生活スキルを把握することに関しては、限界があります。
そのため、 こうした点を細かく見て、より良い方法を検討していくことが難しい場合もあります。
◎サポートする上で必要な情報
- 一人ひとりの理解の仕方
(どこがわからなかったのか、どうしたらわかりやすいのか) - 苦手なこと
- 得意なこと
④ 療育の役割は「できないこと探し」ではない

そんな保育園では少し見えにくい、
一人ひとりの姿を発見することが得意なのが療育だと思います。
一般的に保育園と比べると療育は、
・小グループ
・大人の人数が多く、サポートの手が多い
・個人に合わせた活動設定
という特徴があるので、
一人ひとりの姿をより具体的に、多面的に捉えるというメリットがあります。
療育というと、
“できないことを見つける”
“できないことをできるようにする”
というイメージがあるかもしれません。
私は、どちらかというとこのような点を重視するのが療育だと考えます。
- 好きなことや得意なことを見つける
- わかりやすい方法を見つける
- できないことがあったら、人に助けを求め、一緒にできた経験をする
- できる成功体験を積み重ねて、意欲を育てていく
療育というと「特別な訓練をする場所」と思われることもあります。
ただ実際には、遊びの中で力を伸ばしていく支援も多くあります。
療育の遊びについて詳しくはこちらの記事でも解説しています。
⑤ 療育と保育園は役割が違う
1度療育にいったら、
ずっと行かなきゃいけないのかな・・・
とご不安になる方もいらっしゃいます。
お子さんは、成長過程で必要な環境や関わりは絶えず変化していきます。
お子さんの発達の状態をその都度確認していき、お子さんの成長に合わせた良い過ごしの場を考え、移行していくことが大切です。
保育園から療育を勧められたBくん

保育園から、
集団活動で“気持ちのコントロールが難しい”とのことで療育を勧められたBくん。
1年間、療育での小グループでの併用を経て、小グループでの活動も落ち着いて過ごせるようになりました。
そこで、翌年は保育園の大集団で過ごす時間を増やし、保育園での過ごしを支援する、保育所等訪問支援に切り替えサポートを受けることにしました。
Bくんの事例では、療育が得意とする
・Bくんの困っている点や得意としている点を探る
・どのようにすれば過ごしやすくなるのかを探していく
・できた経験をBくんに体験してもらう
このような点を活かして、大きな集団(保育園)で楽しく過ごせる土台を作っていきました。この土台作りがBくんの成長の過程にとっては、必要だったのだろうと思います。

ちなみに保育所等訪問支援とは、
保育園へ支援員が伺い、
その場で支援を行う制度のことです。
⑥子どもの成長によって通い方が変わることもある

先程Bくんの事例のように、
その子の成長に合わせて通い方や支援スタイルを見直し、柔軟に変更していくこともあります。
◯変更や見直しをする点(例)
・支援量の変更(療育の日数変更)
・支援スタイルの変更
(通園から保育所等訪問支援への切り替えなど)
このような見直しをする際は、
・保育園の担当者
・親御さん
・療育の担当者
など、子どもに関わる人たちが、それぞれ意見やアイデアを出しながら、
今の子どもにとってのベストを一緒に考えていくことが大切だと感じます。
⑦ まとめ|保育園で療育を勧められたときの考え方
保育園で、急に療育を勧められると、びっくりしたり・不安になりますよね。
そんな時はこのような対応をしてみるとよいかもしれません。
・保育園の先生に、なぜそのような判断になったかを詳しく聞いてみる
・実際の保育園での活動の様子を見学してみる
療育は、「できないことを探す」ところではなく、
「お子さんの強みや得意なところを探す」「集団生活をするためのスキルアップをする」場です。
そして一番は、お子さんが楽しめること。
そんな過ごしの場や過程を考えていけるとよいですね。
お子さんの素敵なところがぐっと伸び、楽しく過ごせますように。

質問してみたい点や取り上げてほしい点などありましたら
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